今はちょうど夏休み期間中ということもありますから、少年少女の深夜徘徊が、犯罪に巻き込まれてしまう可能性もあります。実際に起きた犯罪から、少女たちに忍び寄る危険を考えます。知念記者のリポートです。

捕まった男は5月頃から、少女たちを風俗店で働かせる目的で、国際通りなど、若者が集まる場所で、声をかけていたといいます。少年少女らをターゲットにし、心と体に大きな傷を残す犯罪を「福祉犯罪」と呼びますが、県内の福祉犯の現状について沖縄県警察本部・少年課の吉浜次席はこう話します。

県警察本部 少年課 吉浜次席「今回の事件は売春防止法・児童福祉法違反の検挙であり、福祉犯となります。今回の事件のケースを含む福祉犯の検挙件数は、本年6月末で76件となっており、昨年同時期と比較しますと6件の増加となっております」

今回の事件に繋がるような声かけは実際にあるのか?街の女性に話を聞いてみました。

声をかけられた女性「最初、ナンパと思ったんですけど、名刺渡されて風俗とかやる?稼げるよみたいな感じで声かけられます。年齢は別に気にしないからみたいな感じとかで言われます。」

声をかけられた女性「高校のとき、国際通りで、ホストみたいな人が名刺渡してきて(誘われた)。怖いです」

声をかけられた女性「北谷の美浜の近くで声かけられました。働きませんか?若い女の子もいっぱいいるけどって感じで。」

また、最近は路上で直接声をかけるケース以外に、ネットを使った声をかけるケースも増えているということです。

県警察本部 少年課 吉浜次席「近年、スマートフォンの急速な普及により、子ども達がスマートフォン等を使用し、出会い系やコミュニティーサイトにアクセスし、見知らぬ人と出会って犯罪に巻き込まれるケースが増加しております」

今年は6月末までに深夜徘徊などで補導された少女の数はおよそ3000人。夏休みの前後は、少年少女が犯罪に巻き込まれる危険性も高くなる事から、警察では一層の注意を呼びかけています。

県警察本部 少年課 吉浜次席「不良行為等をきっかけとして犯罪に巻き込まれる恐れのある少年達はまた、自ら犯罪を犯す恐れがあります。こうした状況から夏休み時期は少年の非行防止と、被害防止の両面からの注意が必要となります。」

警察は、今回のように少女らに声をかけ、違法に営業する風俗店で働かせている店舗が、県内にまだ複数件あると推測しています。今回の事件に関しても氷山の一角に過ぎないのかもしれません。

夏休み 子どもたちに忍び寄る危険