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翁長知事がハワイメディアに会見

ハワイ滞在2日目。面談、視察、講演会と慌ただしいスケジュールをこなしました。訪米中の翁長知事はハワイで地元メディアを対象にした会見を開き、辺野古への基地建設に反対する沖縄の現状を訴えました。

野島記者は「地元ハワイのメディアに沖縄の現状を伝えてもらおうと、翁長知事による会見が開かれています」とリポート。翁長知事は、5月17日の県民大会や辺野古の海の状況を取り上げた沖縄の新聞を紹介しながら、辺野古への基地建設断念を訴える県民の姿を伝えました。

翁長知事は「普天間基地の県外移設、あと嘉手納とか色々ありますが、こういった全部を持って行けと言うわけではなくて、普天間の基地を県外に持っていてもらいたいということを言っているわけです」と話します。

メディア関係者は「背景からしてみんなの意見を本当にお持ちになっただろうなというのは少なくとも伝わった」と話していました。

また翁長知事は、ハワイ選出のシャーツ上院議員とも会談。「国防総省に伝えたい」との回答を引き出し、少しずつ訪米の手ごたえを感じていました。

一方、午後には高台からMV22オスプレイの墜落現場周辺や基地の様子などを視察しました。翁長知事は「市街地は飛ばないという、上空は飛ばないという取り決めがしっかり生きてるということです。あと夜間飛ばないとか、沖縄県でいろいろ問題になっているようなものは、やはりアメリカ国内ではしっかり守られながらの訓練と」と話します。

また夜には、地元県人会による三線の演奏などで歓迎を受ける中、訪米の目的についても触れながらおよそ1時間にわたって講演しました。翁長知事は、30日、イゲ州知事との会談に臨んだ後、ワシントンに向かいます。