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辺野古基金総会

辺野古への新基地建設に反対する全国の賛同者から寄付を募る「辺野古基金」。きょう総会が開かれ、映画監督の宮崎駿さんとジャーナリストの鳥越俊太郎さんが正式に共同代表に就任しました。

4月9日に設立された基金は、わずか1ヵ月でおよそ1万5000件、1億8500万円以上の寄付が集まりました。特に、宮崎さんらの代表就任が報じられてからの数日間で寄付件数が3倍近くに増えています。寄付の7割は沖縄県以外から集まっているそうです。

13日の総会開催で組織としての本格的なスタートをきった辺野古基金。準備会の立ち上げからわずか1か月で多額の寄付が集まったことについて運営委員会は、「辺野古新基地を止めるという熱意が通じた」と話してます。

共同代表の金秀グループ呉屋守將会長は「今怪しくなり始めている日本の民主主義の行方に対し、警鐘を乱打して頂き、真っ当な日本に直すのだという想いでやっていきたい」と話します。

また、13日は翁長知事も来賓として招かれました。翁長雄志知事は「今この問題がしっかり対応できなければ、これから100年間の沖縄県がダメになる。ましてや日本という国もだめになる」「私たちの覚悟の程をみんなで見せながら、この道を乗り切っていきたいと思います」と話していました。

総会では、宮崎駿さんら新たな共同代表の就任が正式に決まった他、2015年度中に、3億5000万円の寄付を見込んでいることなどが発表されました。基金は新基地建設計画の阻止のための新聞や海外メディアへの意見広告、アメリカ議会のロビー活動などにあたる団体の支援に使われるということです。