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訃報です。

「復帰の父」と呼ばれた初代知事・屋良朝苗さんの特別秘書を務めた大城盛三さんが10日亡くなりました。84歳でした。

大城さんは琉球大学を卒業後、アメリカの大学院で学び、その後、屋良さんの特別秘書として主に通訳を担当、屋良さんが知事を退任する1976年まで支え続けました。

沖縄の本土復帰前の1971年11月には、沖縄県民の思いが詰まった「復帰措置に関する建議書」を手に上京した屋良さんの傍らにいました。

大城盛三さんは2012年5月に行ったインタビューで「(屋良元知事が)大城くん復帰というのは基地がなくならない限り終了しないよとこれはもう口癖ですよ」と話していました。

大城さんは2014年7月ごろに体調不良を訴え検査を受けていて、11月に入って西原町の病院に入院、10日午前9時15分、入院先の病院で亡くなりました。84歳でした。告別式は12日、執り行われます。