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2014年4月17日、伊江村で訓練中のアメリカの軍用機から、合わせて重さ800キロを超えるドラム缶が目的地点を外れて落下した事故は、搭乗員の人為的なミスによるものだったことが分かりました。伊江村の島袋村長は「重大な事態につながりかねない」とアメリカ軍に対し、強く抗議しています。

4月17日の夜、伊江村で、物資の投下訓練をしていた軍用機から1本およそ200キロの水の入ったドラム缶4本が、訓練施設を大きく外れ提供施設内の工事現場に落下しました。

この事故の原因について、アメリカ軍は先月30日沖縄防衛局に対し、「航空機の搭乗員が航空機の位置を誤まり、別の場所に投下してしまった人為的ミスが原因」だと回答しました。

ドラム缶が落された現場は、一般の住宅地からおよそ500mしか離れておらず、住民への危険も指摘されています。

伊江村の島袋秀幸村長はQABの取材に「ただ人為的なミスというだけでは、納得できるような原因究明の説明にはなっていない」「重大な事故につながりかねないと思っていますので、その辺も強く海兵隊に申し入れていきたい」と答えていました。

一方アメリカ軍は、事故の詳細を明らかにしないまま5日から訓練を再開すると村に通告しています。