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草柳アナウンサー「沖縄を代表するあの夏野菜。最近、大きさに変化があるようです。」

倉持アナウンサー「私が取材に行ってきました。野菜のちょっと変わった食べ方も合わせてご紹介します。」

どんどん気温も上がり、早くも夏の訪れを感じさせる沖縄。夏野菜の出荷も徐々に始まっています。

Q+リポート 小ぶりのトウガンが人気?!

来月5月8日はゴーヤーの日。そして実は、4月10日は「冬瓜の日」だったんです。これは沖縄方言で冬瓜を指すシブイの4と冬瓜の10の語呂合わせからきていて、沖縄県とJA沖縄が消費の拡大を目指して名付けたものなんです。

県内有数の生産地宮古島では、大きな冬瓜が特売され、行列ができる光景も見られました。冬瓜はゴーヤーと並んで沖縄がこの時期の生産量で全国1位なのですが、冬瓜の日は、5月8日のゴーヤーの日ほど定着していないのが、ちょっとさみしいところです。

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JAおきなわ當山誠さん「本島内では認知されてないのかなあ・・・少しずつ健康野菜として浸透してくれればいいと思います。(大きさの変化はありますか?)少しずつ小玉の冬瓜を出荷される農家も増えてきてます。消費者に求められるものを生産側も対応していきたいと思ってます。」

貯蔵性が良く、冬まで持つということから名づけられた冬瓜ですが、カットされたものは日持ちがしません。大きいサイズはお得感があるけれども、小さいサイズの方が買い物もしやすいし、保存も楽というのが、最近の一般消費者の本音のようです。

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冬瓜農家神里良信さん「トゲがありますけどこういうのが一番いい形ですね。(何キロくらいですか?)2キロ〜2.5キロくらいです。大きくするとなかなか売りにくいスーパで1個売りもできない4個10キロくらいが1番いい。一般家庭で1〜2回で使い切ってもらえるサイズを作るのが目標です。」

このように消費者のニーズに合わせ、農家も工夫をしているようです。夏場が旬のこの野菜は、これから収穫の全盛期を迎えます。冬瓜の95%以上は水分でできています。カリウムを含んだウリ科の食物だけに利尿作用があり、むくみの解消や高血圧の予防に効果があるとも言われています。さらに気になるカロリーも100gあたり16キロカロリーと低カロリーで食物繊維も豊富です。

Q+リポート 小ぶりのトウガンが人気?!

どんな食べ方をするのかを聞いてみると「三枚肉と一緒に炊きます。」「豚の軟骨とおつゆにしたり、煮つけにします。」と話していました。

やはり沖縄定番の食べ方が聞こえてきますが、農家ではこんな食べ方も。

冬瓜農家神里良信さん「わたを取って砂糖をかけて食べます。」

冬瓜は味に癖がないため、スイーツ仕立てにして食べることもできるんですよね。

そこで、簡単にできる冬瓜デザートをご紹介します。

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材料は、冬瓜(白い部分)、砂糖、紅茶、レーズン、シナモンです。どれもすぐに手に入るものばかりです。

冬瓜はワタを取り、白い部分を5㎜ほどの薄切りにします。お鍋にすべての材料を入れて、中火で15分ほど煮詰めれば完成です。

Q+リポート 小ぶりのトウガンが人気?!

後は、冷蔵庫で冷やしてお好みのフルーツと合わせればこれからの暑い季節にもピッタリのデザートが完成です。野菜嫌いのお子さんもこれなら喜んで食べてくれるんじゃないでしょうか。