※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
沖縄タイムス 英文で社説「拝啓ケネディ大使」

けさ、あれ英字新聞?と驚いた方もいらっしゃるかもしれません。沖縄タイムスの一面に英語の社説が掲載されました。もちろん、来県するケネディ大使へのメッセージです。一面の英語社説に込めた思いをタイムス本社で伺ってきました。

沖縄タイムス・武富和彦編集局長「沖縄の実情というのをぜひ知ってほしいという思いを込めて、一面に英文の社説ということで取り組みました。英文の社説となると、沖縄タイムスとしては初めての取り組みです」

タイムス初の英文の社説。稲嶺市長との会談を求める見出しが躍りました。

沖縄タイムス・武富和彦編集局長「地元の頭越しに移設を進めるのではなく、まず移設先とされる地元の辺野古、名護市の市長にぜひ民意というのを伺ってほしいということで、ケネディ大使、稲嶺市長にあってほしい、会ってくださいということで見出しに取りました」

しかし、大使のスケジュールは不明な点も多く基地関連の予定は全く公表されていません。

沖縄タイムス 英文で社説「拝啓ケネディ大使」

沖縄タイムス・武富和彦編集局長「日米両政府からすると、とりあえず沖縄に行きましたという事実を作るだけで、ありのままの沖縄を見ていただけるのかというと、多少今回の日程を見ると不安ではあります。今の直面する一番大きな問題というのは、米軍基地の過重な負担だということを考えれば、ぜひその基地・沖縄の現実というのも、少し時間を割いてみていただければ、触れていただえればという思いはあります」

また今回、大使と報道陣との質疑応答の時間も設定されていません。

沖縄タイムス・武富和彦編集局長「本来であれば、質疑応答の時間を持っていただいて、沖縄の声を直にメディアからぶつけて、それに対する大使の見解等々を聞きたいところではあります。(大使の目に触れるといいですね)ぜひ触れてほしいです。地元のメディア、沖縄の140万県民の声というのが、ある意味、凝縮されている紙面を作っていると思いますので、その辺を手に取ってご一読いただければと思います」