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八重山の教科書を巡る問題で県教育委員会は28日、竹富町教育委員会への是正要求を先送りにした件について文科省に説明しました。

しかし文科省の理解は得られず、委員会はさらに協議を重ねるとしています。この問題について下村文部科学大臣は県教育委員会の対応を批判し、説明を求めていました。

28日、県教育委員会の諸見里教育長は文科省の上野通子政務官に経緯を説明。委員会で協議を重ねている状況や、竹富町が採択した教科書は検定に合格していて、現場に混乱は生じていないと報告しました。

これに対し政務官は、「違法状態を放置するのはいかがなものか」と答え理解を得ることは出来ませんでした。

県教育委員会は、「教育環境を優先に考えたい」としてさらに協議を重ねるということです。