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9月9日は「救急の日」です。空から患者の元へドクターが駆けつける県のドクターヘリが配備されてから5年。その現状を紹介します。

8日に開かれた「救急フェア」のデモンストレーションで空から舞い降りたのは、県のドクターヘリ。

2008年12月県の正式なドクターヘリが誕生したのが今から5年前。この年、全国にあるドクターヘリは16機でしたが、その後、全国的な配備が進み、2013年現在では、35道府県に41機ものドクターヘリが存在します。

県ドクターヘリフライトドクターの福井英人医長は「ドクターとナースをいち早く現場に連れて行って、ちょっとでも、1秒でも早く治療を開始できるというのが、ドクターヘリのメリットだと思うんですよ」と話します。

沖縄県の面積は、南北に400キロ。東西に約1000キロ。トリキリその広さは、九州、四国、本州を合わせた半分にもなり、空から、急患を搬送するドクターヘリの存在は必要不可欠です。

県ドクターヘリ県のドクターヘリは、運航開始からヘリの認知度とともに、出動件数出動件数が年々伸び、1か月の平均は40件、2013年度は468件を見込んでいます。

浦添総合県のドクターヘリの拠点病院となるのが浦添総合病院。毎日、20件、年間5000件の急患が運ばれ、9日も交通事故による2人の患者が搬送されていました。

浦添総合病院八木正晴救命救急センター長は「僕たちのやっている医療というのは、年間でたとえ一人であったとしても、ドクターヘリで助けられる人がいれば、それだけでもヘリがいるという価値はあると思うんですね」と話します。