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『慰霊の日』のきょう、糸満市の平和祈念公園では戦没者追悼式が行われるなど県内は、きょう一日平和の祈りに包まれました。

魂魄の塔で野島記者は「戦後68年たった今、ゆっくりとした足取りでの参拝。遺族の悲しみが消えることはありません」と話します。

そして、高齢の女性は「もう平和にして下さい。戦争もね、もうこんな苦しいことなかったから。私93になりますから」

平和の礎で秋山記者は「朝から焼けるような日差しが降り注ぐ中、ここ平和の礎にはたくさんの遺族が訪れ手を合わせています」とリポートしました。

平和の礎を訪れた女性は「沖縄は犠牲になってね、2度と戦争はないようにみなさんでお祈りして下さい」と話します。

風化しつつある記憶、祈りの声を消してはならないと、2013年もおよそ800人が平和祈念公園を目指しました。

全沖縄戦没者追悼式で仲井真知事は「日米両政府に対して、1日も早い普天間飛行場の県外移設、米地位協定の抜本的な見直しなどを強く求めます」と訴えました。2013年は、追悼式に初めて防衛大臣と外務大臣が参加。仲井真知事は、基地の過重負担の軽減を強く訴えました。

県民は「まだまだ(平和へは)ほど遠い。基地の話とか色々あるし基地はない方がいい」と話します。68年経っても戦争の傷が癒えない中県民からは変わらない基地負担や憲法を変える動きになど政府に対する不安の声も聞かれました。