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与那国島への自衛隊配備をめぐる問題で、防衛省は2012年度に予定していた用地取得を断念し、2013年度以降に先延ばしする方針を固めました。

与那国町によりますと、防衛省はこれまで与那国町に対し、およそ26ヘクタールの用地の年間賃料として、最低500万円を提示していました。しかし20日の防衛省と与那国町との協議の中で、与那国町側は賃料として1200万円、基地を引き受ける「迷惑料」としておよそ10億円を求め、金額面での隔たりが大きく、交渉がまとまりませんでした。

外間町長は「どこで妥協するかということだと思う。妥協点をお互いに見出せる方法を知恵を出さなくてはいけないという気持ち」と話しています。

これを受け、防衛省は21日、取得のために計上した2012年度予算およそ10億円を繰り越す手続きを始めると明らかにしました。