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「5月15日の朝です、沖縄は復帰40周年を迎えました」日本復帰40年 沖縄にとって復帰とは―

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戦後、アメリカ兵による犯罪と土地の強制収容に苦しんだ沖縄の人々。復帰さえすれば、人権は守られ、明るい未来が訪れると信じていました。しかし…

5.15平和行進:今年も平和への願いを胸に歩みが続いた― 平和行進参加者「本当に変わらないという基地の現状、沖縄の現状、この日は悔しい屈辱の日と言った方がいいんじゃないですか」

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10月16・17日米兵集団暴行事件:今年も沖縄の思いが踏みにじられた- 「きょう未明、沖縄本島内でアメリカ海軍兵2人を容疑者とする強姦致傷事件が発生しました。逮捕されたのはアメリカ海軍基地所属の23歳の海軍兵です」10月、またアメリカ軍兵士による卑劣な犯罪の発生。

仲井真知事(10月17日ステQ森本防衛大臣に抗議)「何ともはやもう正気の沙汰ではないという感じすら受けます」「地位協定を抜本的に見直さない限り、こういう事件はしょっちゅう起こるのではないかと思っています」県民は・・・「もう涙がでます。前にもありましたよね。つらいです」「人権無視の行為で許せない」

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 あなたにとって復帰とは? 

今年QABでは、当時を知る人から若い世代まで、多くの人にマイクを向けました。その中では、こんな意見も…

那覇市40代男性「沖縄も本土の背中を見て羨ましがっているということはなくなったんじゃない。高校野球も連覇しているし、今度は沖縄がどんどんリードしていろんなことができれば良いと思いますけど」

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「沖縄が日本をリードする、それはどんな分野に広がっているのでしょうか、今沖縄の振興は沖縄県自身の裁量に大きくゆだねられ、県の力が試されています」

雄大な冬の使者:ザトウクジラが人々を魅了した座間味村離島観光の魅力をより国内外に広げていくことも県の施策の1つです。

そしてこちらの海からの使者も巨大でした!7月、およそ3000人の乗客を乗せた超大型クルーズ船:ボイジャー・オブ・ザ・シーズが那覇港に寄港。1回の寄港による経済効果は1億円を超えました。(1億3700万円、沖縄総合事務局調べ)

10月22日、1975年以来ミス・インターナショナル世界大会が沖縄で開催。9月21日:おばあラッパーズ、一方こちらの女性たちは商店街活性化に奮闘! 

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台風17号、9月29日昼ニュース 「那覇市内午前7時です。取材中に動けなくなりました」沖縄の防災対策を問い直したのは、8月9月隔週ごと襲来した3つの大型台風農林水産業の被害はこの台風だけで50億円に達し、3か月経った今でも深刻な爪痕を残しています。「過去最大クラス」「最大級の警戒」という言葉が飛び出した今回の台風。農作物や施設の対策等、防災のあり方を抜本的に見直す時期に来ています。

11月28日きいやま商店ライブ、盛り上がる人々。 石垣島から新たなスター登場。5月21日、金環日食、部分日食の様子に「ただいま、日食の予定時間である6時6分を過ぎました。天候も良く、日食が確認できます。」

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11月13日めんそーれ沖縄観光学習 小学生がインタビュー。こちらは未来のリポーター候補でしょうか?11月、県外から見た沖縄の魅力を知ろうと小学生たちがインタビューに挑戦!「今お時間ありますか?ごめん急いでる」初めての取材に悪戦苦闘…

「沖縄に来たくなる理由は?食べ物がおいしいのと泡盛が大好きだから、あわもりってひらがなで書いているんだろうな笑」「知らない人に声を掛けるのは緊張するけど、みんなが思っていることをインタビューで来て良かったと思う」ドキドキのインタビューを通して、故郷の魅力を再発見!彼らの視線の先に、沖縄のどんな未来が見えているのでしょうか?

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9月14日、最後に御年105歳の大兼久(おおがねく)カメさんからこんなメッセージをいただきました。

「105年生きた中で一番記憶に残っている思い出はなんですが?」「そーねー、あのーうちが(経験したのは)関東大震災もあったし、戦争もあったでしょう。一番思うのは、何があってもいいんだけど、戦争だけはない方がいいと思っている」

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悲惨な戦争を経て、ようやく日本に復帰した40年明るい未来を目指し、来年もこんな笑顔がより多く生まれることを願います。