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そろそろ海でのレジャーを楽しむ機会が増える季節です。それに伴い、毎年、ハブクラゲによる被害が多くなる季節でもあります。その危険生物の特性や応急処置などを学ぶ講習会が、31日に那覇市で開かれました。

講習会には市町村の担当者や消防、ビーチの関係者など、およそ100人が参加。県衛生環境研究所の安座間安仙研究員が、毎年県内では海洋危険生物による被害が300件あまり発生していると報告し、ハブクラゲに刺された場合の応急処置について説明しました。

安座間安仙研究員は「すぐに海から上がるようにしてください。その後、触手をはがす前に酢をかけてください。酢をかけて後に触手をそっとはがしてください」と話しました。

また、オニヒトデに2度刺されたことでアナフィラキシーショックというアレルギーを引き起こし、死に至った事例も紹介。オニヒトデだけでなくクラゲやイソギンチャクでもアナフィラシーショックを引き起こす可能性があるとして、安座間研究員は「過去に刺されたことがある海洋生物には絶対に近づかないでください」と注意を呼びかけていました。