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沖縄防衛局の田中前局長の不適切な発言を受けて一川防衛大臣が2日沖縄を訪れ、仲井真知事に直接謝罪することになりました。

一川大臣は閣議の会見で「沖縄県及び知事さんに対して、お詫びをしたいというとで、沖縄を訪問させていただきます」と話しました。

この問題を巡っては11月30日に、防衛省の事務方のトップ・中江公人事務次官が沖縄を訪問し、直接謝罪していましたが、仲井真知事は政府との信頼関係は「ぶち壊された」と不快感を表明。中江事務次官が普天間基地の辺野古移設という方針を堅持すると伝えたことについても反発しています。

一方、1日の参議院東日本大震災復興特別委員会で一川防衛大臣が1995年の暴行事件について「詳細には知らない」と発言したことが波紋を広げています。

一川防衛大臣は事件を知っているかという質問について「中身と言われても正確な中を詳細に知ってはおりませんけど」と答弁しました。

こうした状況での一川防衛大臣の沖縄訪問について知事は「無論無論、大臣がね、わざわざ沖縄まで見えるんですから、どういうお話をされるのかね。そりゃあやっぱり天下の大臣ですからきちっとお話は伺わないと」と話しました。

会談は2日夜から行われる予定です。

辺野古では「(普天間閉鎖と辺野古移設の結果につながった)大事件だったわけですよね」「その事件を詳細に知らないというくらいの学習しかしてないのは沖縄の心も分かりにくいのでは?」と話します。

また那覇市である女性は「暴行事件知らないで、こちらに謝罪っていったらおかしいじゃないですか」「謝罪したからって済まされることじゃないですよ」そしてビジネスマンは「どこまで誠意があるって言うのが、ちょっと疑問ではありますけど、もうちょっと勉強されたほうが良いと思うんですけどね」と話していました。