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来年のロンドンオリンピック出場を目指すサッカー22歳以下の日本代表が、きのうホームで首位決戦!

この試合、県出身で流通経済大学4年、来年は横浜Fマリノスに入団が決まっている比嘉祐介選手が勝利の立役者になりましたが、盛り上がったのは国立だけではありませんでした!

ロンドンオリンピックを目指すU-22、日本代表は、きのう、国立競技場でアジア最終予選の第3戦に挑み、グループCで日本と首位に並ぶ、強豪シリアと対戦しました。

この試合、代表メンバーには、ロンドン五輪を決めれば、県出身初のサッカーオリンピック選手となる背番号5番DFの比嘉祐介がスタメンで出場!

同じ時間、那覇市内には比嘉選手に熱いエールを送る集団が・・・集まったのは、比嘉選手の父、智さんと比嘉選手の中学時代の恩師に、サッカー関係者の皆さんでした!

試合では、比嘉が序盤から果敢な守りと攻めを見せます。さらに・・・シリアゴールも狙います!その後も比嘉は、随所で好プレーを見せます。

チャンスは前半終了間際の45分でした。日本は、コーナーキックの場面で右のショートコーナーでパスを受けた扇原がゴール前に送るとDFの浜田が合わせ、日本が先制!1対0で、前半を折り返します!

しかし、後半に入ると、追いかけるシリアは、日本ゴールを何度も脅かします。そして、後半30分。ディフェンダーを振り切りシリアが得点。試合は振り出しに戻ります。

何としても勝って首位に立ちたい日本。お父さんたちも固唾を呑んで試合の行方を見守ります。後半41分、沖縄からの期待に比嘉が応えました!

左サイドでボールを受けた比嘉は縦に走りこむと、ディフェンスを一人かわしゴール前に!絶妙な軌道を描いたボールに、大津が飛び込び、頭で決めて決勝点!

日本は、比嘉の値千金のクロスで2対1で強豪シリアを破り3連勝!グループCの単独首位に立って、アジア予選を折り返しました。

比嘉祐介選手「アウェイでは思ったようなプレーができなくて、きょうホームでしっかりアシストできたので嬉しかったです」

比嘉祐介選手「あの苦しい時間帯、よく仕掛けましたね。きょうは縦に行くって決めていたので、それがしっかりはまって良かったです。そしてクロスも完璧でした。まぐれといえばまぐれなんですけど、次もできるように頑張ります」

ロンドン五輪出場は、グループCの1位であれば無条件で通過できるとあって、きのうの直接対決は、重要な一戦でしたが、結果は3連勝、勝ち点も9に伸ばして、日本は、最終予選突破に向け大きく前進しました。活躍した比嘉選手、来年の沖縄の顔になることは間違いありません。