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八重山地区で2012年度から使用される中学の教科書採択を巡る問題で、八重山地区の全教育委員で構成する教育委員協会が、臨時の会合を開く予定だということがわかりました。

教科書の採択を巡っては31日、採択地区協議会の役員会で再協議が行われましたが、協議は決裂。事実上、協議会での採択は困難になっています。

このため臨時の八重山教育委員協会が週明け以降、開催の予定だということが関係者への取材でわかりました。教育委員協会は八重山共通の教育行政の諸問題を検討、解決を図ることを目的として組織されています。

開催について協会の会長を務める石垣市教育委員会の仲本委員長は「ノーコメント」としています。

きょうも石垣に中村記者がいます。きのうは八重山採択地区協議会の役員で再協議が開かれましたが決裂しましたね。その後動きがあったようですね。

中村記者「採択地区協議会の玉津会長は再協議終了前、竹富町教育委員会に対して、協議会の答申通りの採択をするよう要請しました。これを受けて、竹富町教育委員会はあすの午前10時から臨時の会合を開くことになりこの要請について話し合うことになりました。しかし、これまでの状況から竹富町の委員会はこの要請を受けない公算が大きく、県が協議会に対して報告期限としているあす2日までに、統一見解を答申できないとみられ、混乱は続きそうです。この混乱ぶりに、市民も半ばあきれた様子で見ているようです」

あすは報告期限ですが、どのような動きがありそうですか。

中村記者「竹富町の教育委員会の話し合いの結果によってですが、県の教育委員会では『あすまで解決できない場合は、土日に関わらず早急に対応し結論を求めていきたい』としています。また、あす2日の夜には育鵬社の教科書を採用しないよう求める市民集会が開かれることになっていて、多くの市民が抗議の声をあげることになっています」