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心からの訴え、そして呼びかけです。肝炎患者やその支援者らで組織する団体が、県に医療体制の充実や医療費の支援を求めたほか、県内の患者の活動への参加を呼びかけました。

輸血や集団予防接種などが原因とされる全国的な肝炎問題で、県内で初めて結成された「すべての肝炎患者の救済を求める沖縄の会」は29日、県と県議会へ要望書を提出。全ての肝炎の感染者数や感染原因の把握に努めるほか、患者救済に必要な法整備や予算措置を進めることなどを訴えました。

「肝炎患者救済・沖縄の会」では、県内の感染者数は1万人以上に上ると見ていますが、正確な数はわかっていません。代表の徳良健一さんは「患者に近づくと肝炎がうつるなど、偏見も多い。正しい知識を周知することも大切」と話していました。