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アメリカ軍が嘉手納基地で強行したパラシュート降下訓練で、嘉手納基地周辺の市と町でつくる三連協は5月25日、アメリカ軍に対し抗議しましたが、アメリカ軍は「通告の必要性は感じない」と回答しました。

嘉手納基地を訪ねたのは三連協の会長を務める東門沖縄市長などで、アメリカ軍に対し、「訓練の強行は基地機能の強化であり、断じて容認できるものではない」との抗議文を提出しました。

パラシュート降下訓練は日米間の合意で、伊江島補助飛行場で実施されることになっていますが、悪天候の場合などは例外的措置として嘉手納基地を使うことも認められている上、アメリカ軍に対しては事前通告をする義務もかせられていません。

三連協の抗議に対してアメリカ軍は「基地の外に出ておらず、安全であり、事前通告の必要性も感じない」と答えたということです。

抗議した東門美津子沖縄市長は「彼らが言う絶対に安全だ、不安なんてない、セーフティの問題についてパーフェクトだということと、私たち軍人ではないここに住んでいる人間、そういう軍人とは距離を置いている人との考え方の相違は、あるだろうと思いました」と述べ、アメリカ軍の姿勢に強い不満を示しました。