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普天間基地の移設問題は新たな波紋を広げています。嘉手納統合案が再び浮上した嘉手納町。統合案を撤回させようと嘉手納町議会が中心となって、6月に住民集会を開催します。

23日に記者会見した嘉手納町議会の田仲康栄基地特委員長は「今回の米国上院軍事委員長らの嘉手納統合案の提案は、これまでの町民の統合案断固反対の意思を真っ向から踏みにじるものであり、絶対容認できず、断固粉砕する堅い決意を示すものである」と話しました。

嘉手納町議会や自治会長会などは23日に会見を開き「負担軽減どころか基地機能を強化する統合案はさらなる被害を周辺住民に与える」として、統合案に断固反対する町民集会を開催することを発表しました。

住民集会は6月12日に「安保の見える丘」で開かれる予定で、町民以外にも呼びかけるなどして250から300人の参加を目指しています。

主催者は「統合案はすでに消えたものと思っていた。この集会でふたたび住民の怒りを日米両政府にぶつけていきたい」と話していました。