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2010年9月、尖閣諸島沖で起きた中国漁船と巡視船の衝突事件で、中国人船長を不起訴とした那覇地検の処分に対し、検察審査会は18日、起訴相当との議決をしました。

中国人船長を不起訴とした那覇地検の処分に対し1月、東京在住のジャーナリストや区議会議員たちが、那覇検察審査会に審査を申し立てていました。これを受けて那覇検察審査会は18日、「中国人船長の不起訴は不当であり、起訴を相当とする」との議決をしました。

その理由については、当時の検察官が計画性がないことを理由に不起訴としていたが、那覇地検の取り調べで中国人船長が日本の領海内で操業していたことを認識していたことや、「巡視船から逃れられるのならぶつけさせても関係ない」と述べていたことを挙げています。

検察審査会の議決を受けて、那覇地検は再度、中国人船長の処分について捜査し直すことになります。