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15日、那覇市の対馬丸記念館に鹿児島の板金加工の職人が折った銅板製の千羽鶴が贈られました。

学童疎開船・対馬丸は1944年鹿児島県悪石島近海でアメリカ軍の潜水艦の攻撃を受け沈没しました。銅板製の千羽鶴は鹿児島の板金工業組合の職人24人が2010年8月、県内の慰霊碑に供えられた千羽鶴が燃やされていたことを知り、燃やされないものをと贈ったものです。

千羽鶴はひとつひとつ丁寧に折られていて原価を含めるとおよそ300万円だという事です。対馬丸記念館の高良政勝館長は「一羽一羽、職人の皆さんの真心がこもっている千羽鶴をこれからも大事に、鎮魂と恒久平和のシンボルとして大切にしたい」と話していました。