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飲酒運転が後を絶たないのが現状を受け、宮古島市で飲酒運転の怖さを知って欲しいと、議員や市役所職員が酒を飲んで運転を体験しました。これは、宮古署が飲酒運転の危険性を多くの人に知ってもらおうと呼びかけたもので、市議会議員や役場職員、交通安全協会の会員らが参加しました。

さっそく、オトーリが始まりました。お酒を飲んた参加者は、このあと、実際に車を運転することになります。

宮古署・宮良政勝交通課長「飲酒をしても、これぐらいなら大丈夫だろう。オトーリをした、これぐらいなら大丈夫だろう。飲んでも、検挙されないだろうという現状が多い」

宮古では、ことしに入ってから飲酒絡みで75件の検挙、さらに6月末の時点で、去年はなかった未成年者の集団飲酒も9件発生しています。この事態を受け、宮古島市では7月20日に飲酒関連事件増加非常事態を宣言しました。

酒を飲みだしておよそ1時間。アルコール検知器でどれぐらい酒を飲んだか測定して、いよいよ運転です。いつもならうまく付けられるシートベルトですが・・・。

宮古署・宮良政勝交通課長「飲んだ寸前は大丈夫だろうという判断、これがどんどん麻痺していく。もっと大丈夫という気持ちになるのがアルコール」

こちらでは車庫入れで苦戦しているようです。

宮古島市議会・下地議長「自分自身は大丈夫と思っていても、やっぱり酒を飲んでることで、自分自身を失っている感じがしました」

宮古地区交通安全協会・宮里敏男会長「車庫入れで、いつもだとバックミラー見てやっているのに、全然違って。崖だったら落ちてるという感じ」

宮古島市・砂川正吉総務部長「やっぱり酒は大変ですよ。運転は。実感として、酒の怖さ感じました。酒を飲んだら乗らない。ハンドルを握らない。大事なことだと思いました」

宮古署の宮良交通課長は「飲酒運転で逮捕されると、仕事を無くしたり、刑務所に入ることで、家庭崩壊につながるケースが多い」と飲酒運転が生む負のスパイラルを強調しています。後から反省しても、取り返しがつかない飲酒運転。飲んだら乗らないことが、大原則です。