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普天間基地の移設問題で日米両政府は、来月末までに滑走路の建設方法などを決定するとした合意を事実上断念する方向で調整に入ったことが明らかになりました。

複数の日米外交筋によりますとこれまでに開かれた専門家協議の中で日本側は、名護市辺野古沖に建設する滑走路の工法や位置についてV字形や直線など複数案を提示しています。しかし11月の県知事選前に決定することは難しいとアメリカ側に理解を求めました。

これに対してアメリカ側は専門家協議のレベルでは来月末までに複数案から一本に絞り込むよう求め最終的な決定が11月上旬に予定されているオバマ大統領の訪日には間に合わないことに理解を示しました。3回目の協議は週明けに東京で開かれる予定です。