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2009年はおよそ2万発あまりが発見されました。戦後65年経った現在も県内各地に数多く残る不発弾を発見するため、磁気探査機の扱い方などを学ぶ研修会が29日に那覇市で開かれました。

この研修は不発弾事故を防止しようと不発弾等対策協議会が市町村の職員や建設業者を対象に実施したものです。研修では磁気探査機の組み立てから、探査、片付けなど機器の扱い方などを学びました。

県内では沖縄戦から65年たった今でも工事現場などで不発弾が発見されていて、2009年1月には糸満市で工事中に250キロ弾が爆発し、男性ひとりが重傷を負いました。

陸上自衛隊によりますと2009年に回収した不発弾は860件1万9千557発にのぼっていて、参加者らは厳しい暑さのなか、真剣な表情で実習に臨んでいました。

参加者は「現場でいつも見てるんですけど、見てるのと実際やってみるのは全然違います」「事前にチェックをやれば安心して作業もできますから」と感想を話していました。

沖縄総合事務局では磁気探査を義務付けられていない民間の工事でも磁気探査を導入しやすいよう、7月から磁気探査機の貸し出しを始めます。