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沖縄戦で亡くなった肉親が靖国神社に無断で合祀されているのは違法だとして、合祀の取り消しを求めている裁判で、11日に沖縄戦の激戦地を裁判官らが訪れ、原告の当時の体験を聞きました。

この裁判は、肉親が靖国神社に無断で合祀され、追悼の自由を侵害され精神的苦痛を受けたなどどとして、県内の遺族5人が合祀の取り消しと損害賠償を求めているものです。

原告側はこれまで裁判官による沖縄戦激戦地の現場検証を求めていて、11日の検証は現地での進行協議という形で行われました。

進行協議では原告で、当時6歳だった安谷屋昌一さんが、親や兄弟を失いながら南部に逃げ壕に避難した経緯、そうして亡くなった肉親が積極的戦闘参加者として靖国に合祀されているのは許せないという思いを那覇地裁の平田直人裁判長らに説明しました。

裁判は、来月20日に結審することになっています。