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沖縄が本土に復帰して38年目となる15日、県内では反戦平和、そしてアメリカ軍基地の撤去を訴える平和行進が行われ、雨の中、多くの参加者が基地の現状を目の当たりにしました。

14日から南部・北部、そして中部と県内3コースにわかれてスタートした33回目の平和行進。このうち、中部を歩くコースの参加者は15日朝に北谷町を出発し、雨の中、国道58号を南下。横たわる基地を見ながら宜野湾市ををめざして歩き続けました。

そして午後3時過ぎ、県内各コースの参加者は宜野湾海浜公園にゴール。本土復帰を問いなおし、基地のない平和な沖縄を考える平和集会にのぞみました。

参加者は「普天間基地は初めて見たんですけど、こんなに住宅街に近くて」「誰がどう見てもこんな危険な基地はいらない」「もっとアメリカと対等に話せる日本政府であってほしい」と感想を述べ、16日の普天間包囲行動への参加を聞かれた大阪からの参加者は「行きます、必ず参加します」と答えました。

2日間にわたって実施された平和行進には、主催者発表でのべ5000人が参加。あらためて沖縄の本土復帰について思いを新たにしたようでした。

参加者の多くは、16日午後2時から3回にわたって普天間基地を人間の鎖で取り囲み、基地反対の意思を示す「普天間包囲行動」にも参加します。