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きょうは県内唯一の水球部・那覇商業高校です。

水中の格闘技ともよばれる水球。ボールをもつ選手に対しては激しい接触が可能。ボールを両手で持つことは許されず、水中では常に立ち泳ぎ。

試合時間は32分ですが、試合がとまる時間もあり、正味1時間前後、彼らは泳ぎ続けます。水球はそんな過酷な競技です。

県内唯一の水球部・那覇商業高校。水温およそ30度の室内プールで、夏も冬も厳しい練習が続きます。

中心選手は、キャプテンの玉川宗昌くん。中学時代は全国準優勝も経験しています。

永井監督「スピードもあるし、フィジカルが強い。まず基本的にボールを取られない、沈まない」

玉川くん「プレー中に一人ひとりに指示ができるような点取り屋になりたいです」

そしてディフェンスの要でありムードメーカー、2年生の宮城弘佑くん。

永井監督「僕が行けといったら、とにかく攻める」

宮城くん「一番簡単じゃないですか、行けって。馬鹿だから簡単なことしかできないから、だから意識していることはないけど、行けって言われたらとにかく行く」

美ら島総体まであと3ヶ月。熱の入った練習が続きます。

キャプテンの玉川くんは、地元開催で1回戦負けはできないと考えています。

玉川くん「去年の3年生が卒業して、これから自分たちの代って考えたら、頼る人がいなくて逃げたいっていう気持ちになりました」

中学準優勝も去年の3年生とともに掴み取ったもの。主力が卒業し、今年はどんなプレーができるのか…。そんなキャプテンの不安を後輩達は察していました。

宮城くん「一生懸命ついていって、それでも玉川さんがくじけそうになったら、逆に自分たち後輩や仲間が玉川さんを助けて引っ張っていこうかなって」

永井監督「団結力に関しては過去1番あると思います。奇跡をおこすためには何をすべきかと、団結力は技術じゃない、精神的なことですが、そこが大きくなると思う」

玉川くん「これは乗り切らないといけない壁。1日1日を大切にして、チームで上位入賞めざしてがんばりたいです」

宮城くん「具体的な目標…優勝」

「美ら島総体、奇跡をおこすぞ!オー!!」

すこし恥ずかそうに優勝という目標を語ってくれた宮城くんなんですが、中学で水球を始めた当初は泳ぐこともできなかったそうです。憧れの先輩・玉川くんを追いかけて大きな目標をつかんでほしいです。