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がん患者とその家族がもっと安心して治療を受けられる体制作りをしてほしいと、患者会が条例の制定を知事へ求めました。陳情を行なったのは4月18日に発足したばかりのがん患者会連合会のメンバーです。

メンバーらは最新医療技術の導入や高額治療に対する補助などを盛り込んだがん対策推進条例を制定し、誰もが安心して治療を受けられる体制を整えてほしいと訴えました。

県がん患者会連合会吉田祐子副会長は「条例ができるまで待てない仲間がたくさんいる。せっかくいい薬があるのにお金がないために飲めない、命を絶つしかない。そういう人たちを救いたい」と話しました。

これに対して仲井真知事は「命に関わる大切な問題前向きに検討したい」と述べました。

2008年度に県内でがんが原因で亡くなった人は2717人、県の死亡原因の1位です。患者会連合会では6月議会での条例の制定を目指しています。