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65年前の4月1日はアメリカ軍上陸の日。その上陸の地となった読谷村渡具知から中継でお伝えします。

65年前のきょう4月1日。読谷村渡具知の海岸はアメリカ軍の船で埋め尽くされました。ここから沖縄本島の地上戦が始まったのです。

「二度と悲惨な戦争をくりかえさないためにこの書を子孫に贈る」

字渡具知誌「戦争編」巻頭のことばです。戦後50年の節目に作られたこの字誌は区民の力で作り上げられました。村役場を退職したのち、字誌編さん作業の事務局長を務めた大湾近常さん。大湾さんは戦争で父母と兄弟の5人の家族全員を亡くし、6歳でたった一人になりました。それまで語ったことのなかった戦争体験を「カマデー小の戦争体験」と題し、原稿にまとめた大湾さん。戦場に一人放り出されたその体験は想像を絶する過酷なものでした。

大湾さんは戦争の事実をけっして忘れず、歴史の検証の大切さを伝えていきたいと言います。

読谷村の渡具知漁港に来ています。65年前のきょう、アメリカ軍はここ読谷から北谷にかけての海岸に上陸しました。ここからはあの日アメリカ軍の軍艦で埋め尽くされた海を望むことができます。

こちらには先ほど紹介した、このすぐ傍にお住まいの大湾近常さんにお越しいただいています。大湾さんは読谷村役場で生活福祉部長を勤められた後、字誌編さんの事務局長を務められました。