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県内におよそ2000カ所以上あると言われる聖地「御嶽(ウタキ)」。文化的、科学的側面からウタキを守ろうというシンポジウムが3月に石垣市などで開かれます。これは日本や韓国で鎮守の杜や御嶽を調査している研究者たちが企画したものです。

御嶽は昔から人々の信仰の対象として、また地域の中心として大切に守られてきましたが、開発の手が伸び、自生するリュウキュウマツやデイゴなども危機的な状況に陥っているということです。

沖縄県立芸術大学の波照間永吉教授(琉球文学、文化学)は「御嶽の杜を守ることが、沖縄全体に、あるいは日本、アジア全体に杜を守ることの大切さ、緑を育てることの大切さを訴えていくことにつながる」と話していました。

シンポジウムは3月12日に南城市健康福祉センター、13日に石垣市健康福祉センターで開かれます。