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5年間で3400万円の生活保護費を不正に受給していた女性に対し、那覇市が提訴を検討していることが3日、分かりました。那覇市によりますと、生活保護費を不正に受給したのは市内で子ども1人と暮らす39歳の女性です。

この女性は、2003年9月から2009年10月までの間、基準以上の資産があったにも関わらず、それを申告せず、およそ3400万円を不正受給。2006年には、わずか5カ月の間に軽自動車2台とバイクを購入したほか、2007年には株取引をはじめ、およそ540万円の利益を得たとみられています。

那覇市の担当者は、「不正判明後の女性の態度に我々を欺くような行動がみられた」と述べました。そして、不正受給分の返還に女性がなかなか応じなかったため、銀行口座を差し押さえたことを明らかにし、さらに女性の提訴に向けて市議会の同意を求める方針を示しました。

那覇市では2008年以降、こうした不正受給が急増。被害は2年間で275件、2億2700万円に上るということです。