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建設現場での死亡事故が急激に増えていることを受けて沖縄労働局は9日県の建設業協会に対し労働災害、防止対策の徹底を要請しました。

沖縄労働局によると2009年は、8月に那覇市のガーブ川で4人が鉄砲水に流され死亡するなどこれまでに10人が建設作業中に命を落としています。これは2008年の5人の倍で過去24年間では2006年と並ぶ最悪の数字です。

こうした状況を受けて浦添市の県建設業協会を訪れた沖縄労働局の森川善樹局長は「これから年度末にかけて急ぎの工事が増えることが予想されるが、安全対策を十分に取って労働災害の防止を図ってほしい」と要請しました。

建設業協会の呉屋守将会長は「建設業界を取り巻く状況は厳しいが安全対策を怠ることは許されない」と述べ、およそ400ある加盟社に対し足場からの墜落防止措置など災害の防止対策を徹底させたいと述べていました。