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1月で閉校になる名護市嘉陽小学校で、最後の海ガメの放流会が行われました。現在、11人の児童が学ぶ嘉陽小学校。目の前が海という恵まれた立地を生かし、18年前からウミガメの卵を校内で孵化させ、生態観察を続けてきました。

6日は2008年7月に生まれた18匹の体重を記録し、識別の標識を付けました。嘉陽のウミガメは遠くは伊豆大島で確認されています。長い旅を前にカメを丁寧に洗っている子もいました。児童達は「最初は餌がとれなくて困ると思います。でも頑張ってください」「頑張れ」とカメに語りかけていました。

6日は波の力も強く、ウミガメたちは悪戦苦闘している様子でしたが、子どもたちは声援を送りながら最後の一匹まで見守っていました。そして「こんな小さなバケツの中より大きい海のほうが元気よく泳いでいてうれしかったです」と話し、見送っていました。

創立99年を迎える嘉陽小学校は3月15日の閉校式で久志小学校に統合されることになります。