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IUCN・世界自然保護連合が、辺野古の海のジュゴン保護勧告を採択したことによる基地建設計画への影響について、仲井真知事は17日、記者の質問に「素人判断をしたくない」と回答を避けました。

17日午前の定例記者会見で、記者から「国際自然保護連合のジュゴン保護を求める勧告採択は、知事が求める沖合い移動に影響を与えないか」との質問がありました。

これに対し仲井真知事は「環境全体の中でプラス、マイナスを考えていく」と答え、勧告による影響には言及しませんでした。

そして、「辺野古に隣接する名護市嘉陽の沖が本島のジュゴンの生息場所だという専門家の話も聞いている」と述べ、「現在調査が進められている環境影響評価調査の結果を踏まえ総合的に判断する」と従来の考え方に終始しました。