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地球にもお財布にも優しいエコドライブの普及員を育成する講習会が20日に糸満市で開かれました。エコドライブの講習会は、2010年までに二酸化炭素排出量の8パーセント減少を目指している県が2007年から開催しているもので、レンタカー会社の職員や営業などで車を使う機会が多い会社の社員が参加しました。

講習ではまず普段通りの運転でおよそ3キロを走行。沖縄バスの山城光太さんのドライブの燃費は1リッターあたり8.7キロでした。インストラクターの片寄真二さんは「やはり(燃費への影響が)大きいのは発進。アクセルの踏み方を少し緩やかに、スムーズに踏むことが大事です」とアドバイス。

この後インストラクターの指示に従ってふんわり発進、スピードの変化の抑制、そしてエンジンブレーキをうまく活用した減速や停止を行った結果、燃費は1リッターあたり12キロまで向上しました。

沖縄バス山城光太さんは「結果にビックリしました。こんなに簡単なことでこれだけ燃費が良くなれば楽だ」と話し、オキセイ産業の山城敏夫さんは「ちょっと面倒臭いと思っていたが、ゆとりを持って運転することによりエコにつながっていくとわかり、かなり勉強になった」と関心しきりでした。

省エネルギーセンターによりますと、1か月に1000キロ車を運転する人がエコドライブを実践すると、年間で3万6000円の節約になるということです。