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沖縄戦の犠牲者が遺族に無断で靖国神社に合祀されているのは人格権の侵害にあたるなどとして、遺族5人が合祀取り下げなどを求めて19日、那覇地裁に提訴しました。

提訴したのは県内に住む沖縄戦の遺族5人で、犠牲になった肉親が遺族に無断で英霊として靖国神社に合祀されているのは、追悼の自由や人格権を侵害していると主張。靖国神社などに合祀の取り下げとおよそ200万円の損害賠償を求めています。

提訴後の記者会見で原告の1人、崎原盛秀さんは「これほど私たちを侮辱した政府の行為は許されない」と訴えました。

靖国神社を巡っては小泉元総理の参拝を憲法違反と訴えた沖縄靖国訴訟で、2007年4月、最高裁で原告敗訴の判決が確定しています。

合祀の取り下げを求めた裁判は東京と大阪でも起こされていますが、県内での訴訟は初めてです。