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さて“プロ野球界のお正月”とも言われる春季キャンプがきょうから一斉に始まりました!全12球団のうち、沖縄では今年、ロッテ石垣キャンプが加わり、史上最多の9球団が、県内各地でキャンプインしました。

今年の一番人気は、果たしてどの球団になるのでしょうか。

今年から石垣島でキャンプを張る千葉ロッテマリーンズ。日本最南端のキャンプ地で、一番の注目を集めた選手はもちろん島のヒーロー・大嶺祐太投手でした。

大嶺祐太投手「石垣島の皆さんが、ロッテが石垣島に来て良かったと思えるようなキャンプにしたいと思います」

きょうのブルペンには、高校時代の恩師・伊志嶺監督も訪れ、教え子の成長を温かく見つめていました。

伊志嶺吉盛監督「ある程度、プロの水になれて、世の中を見渡せるようになってきたと思いますよ。もちろん成長していますよ。故障さえしなければね」

名護・日本ハムキャンプは、朝から大勢のファンがホテルを出て球場に入る選手らを待ち構え、さっそくサインのおねだり。

ファン「北海道・札幌で〜す」「この間の目的は稲葉さんゲット!」「やってやろうと思います」

今年の日ハムは昨シーズン、パ・リーグ最優秀選手に輝いたダルビッシュ有投手に加え、高校生ドラフト一巡目の注目ルーキー・中田翔選手の入団で、キャンプ前からマスコミの話題をさらっているだけに、一番人気が予想されます。

また県勢では、今年元日にめでたく入籍したという、プロ2年目の中部商業出身、糸数敬作投手が開幕一軍入りを目指します。

浦添・ヤクルトの恒例坂道ダッシュに汗を流すのは、日ハム・中田選手と並ぶ注目ルーキーで、高校生ドラフト一巡目、佐藤由規投手。

初日からブルペンで投げ、キャンプの意気込みを感じさせていました。

V奪還に燃える、宜野座・阪神タイガース。投手陣が、さっそく力の入ったピッチングを披露。熱狂的な虎ファンの熱い視線を浴びていました。

53年ぶりに日本一の王座についた北谷・中日ドラゴンズは、西武から移籍した新戦力、和田一浩外野手が一番の注目。

また、落合監督はいつものようにブルペンで眼光を飛ばしていましたが、時折、笑顔ものぞかせるなど、プロ野球界のお正月を祝っているようでした。

沖縄キャンプで各チームの選手ともに、しっかり1年を戦える体を作って、今年も感動のプレーを見せて欲しいです。