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QABのキャラクター・Qごろ〜が県内各地の話題を紹介する「Qごろ〜がゆく!」ことし初めての登場ですが、何だか浮かない表情です。大事なご挨拶をわすれてしまったのが原因のようなんですが、さっそく見てみましょう。

新年、あけまして…、おいおいどうしたのQごろ〜、コーナー始まってるよ?ことし最初の登場なのにどうしたの?え?なに?まだ年賀状を出してない人がいる?

そうかー、ときどきやっちゃうよねえ。お返事出さなきゃ出さなきゃって思いながら、ついつい忘れちゃう。気が付いたら松の内なんかとっくに過ぎちゃってるし。そうだQごろ〜、「寒中見舞い」はどうだろう?

寒い季節に相手の健康を気遣う「寒中見舞い」を出せるのは、寒の入りから立春の前日まで。まだ間に合うよ、Qごろ〜!せっかくだから心のこもった贈りものにしたいね。

桑江さん「心のこもった贈り物なら、絵手紙がいいよ、Qごろ〜」

そう、いま静かな人気を呼んでいるのが「絵手紙」。ハガキに四季折々の植物や風物を描き、一文を添える。いたってシンプルですが、相手を思う手書きの温かさに満ちています。全国にも友の会があり、毎年全国大会が開かれるほど。

沖縄絵手紙友の会会長・桑江良憲さんが絵手紙に出合ったのは15年前。もともと絵を描き、書を嗜み、手紙が大好きだった桑江さん、いまでは絵手紙をライフワークにしているといいます。自宅の庭に咲く花々も、季節を伝える大切なモチーフ。

桑江さん「なんというんですかね、心を贈るという事じゃないですか。この世知辛い世の中でね。今はそういう便利な世の中になりましたからね、これ(絵手紙)が欲しいんですよ。手で書くということが大事ですからね」

桑江さん「こっちおいでQごろ〜、いっしょに絵手紙書こうよ!」

選んだ季節の風物を、ハガキの上に筆で描きます。大胆に、そして送る人への気持ちを込めて。自分流に自由に描く絵手紙、書き方に決まりはありません。

特別な道具は必要としませんし、筆などの一般的な画材はどこでも手に入りますから、気軽に楽しめる絵手紙。

でも味のある色合いや滲みを楽しみたいなら、これ。見たことありますか?これは日本画用の絵の具、顔彩。和紙のハガキの上でうっすらと滲んだり、かすれたりが特長です。水筆は色をつけるときにほんとに便利。水入れがなくても旅先でも気軽に手紙が書けます。

そして「オンリーワン」の絵手紙に仕上げるのが「落款」。石を刻んで作り上げる本格的なものもありますが、消しゴムで簡単にできちゃうんです。それでもこの味わい!

すごい!自分だけの道具をそろえたり、絵や文を考えたり。最近ではあまりできない、ちょっとした贅沢だよね、Qごろ〜。

桑江さん「あなたの笑顔を思い出してとなった場合、おそらく相手は喜びますよ、にこっとしますよ。私がいまそういう思いで書いてるんだなって伝わりますからね。これが絵手紙の、ちいさな一枚の中に入っている安らぎというものじゃないかと」

なるほどね。絵手紙で心がほっこり、という人がたくさん増えるといいな。そう思いながらQごろ〜が遊びに来たのは国頭村。国頭の農産物や工芸、みなさんの作品を集めたイベント。すごい!楽しいね、Qごろ〜。

ここで桑江さんが絵手紙教室を開いてるんだって。あ、桑江さーん。遊びに来ました!

絵手紙を始めてみたい、という人はたくさんいます。桑江さんは県内各地をまわって絵手紙教室をひらき、道具や線の描き方など、絵手紙の基本を教えています。

参加者「絵を描くこと自体が15年ぶりですね。恥ずかしいっていうのと、面白いっていうのと」

参加者「もらってまず、すごく嬉しいんですよ。友人が近くに住んでるんですけど、絵手紙をくれるんですよ。もう嬉しくて、自分も書いてみたいなってずっと思ってて」

すっかりやる気のQごろ〜、いよいよ絵手紙に挑戦です。手紙を書く相手のことを思い浮かべながら、みずみずしいパプリカを選びました。桑江さんに教わったとおり、墨で描くときは大胆に、そして顔彩を溶いて、色をのせていきます。うーん、パプリカの色って難しいねえ。同じ赤でも光の具合で微妙に違うよ。

最後に言葉を添えましょう。「ことしも新鮮、Qごろ〜」フレッシュな話題を、お伝えしていきます!

どうでしょうこの絵手紙、桑江さん。

参加者「これなら年賀状のお詫びとしては最高じゃないですか!受け取った人は喜びますよ、これはしっかり」

桑江さんからもお墨付きを頂いた寒中見舞い。きっと喜んでもらえるね、Qごろ〜。皆さん、ことしもQごろ〜をどうぞよろしくお願いします!