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教科書検定意見の撤回を求める全国集会が3日夜、東京で開かれました。およそ1000人が集まった全国集会で、渡嘉敷島の集団自決の生存者・金城重明さんが、「軍民共生共死、軍隊と民間人は生きるときも死ぬときも一緒だという言葉が沖縄戦のキーワードだった」と話し、「味方であるはずの日本軍にも追いつめられる中、生き残る恐怖から自らも母親に手をかけたという体験を語りました。

また教科書執筆者の坂本昇さんは、2006年12月に教科書検定の結果が分かった際に、文部科学省に対して反論できなかった無念さを語り、「教科書の記述を元通りにするだけでなく今回の検定問題そのものを教科書に載せることこそが執筆者の責務だ」と決意を述べました。