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普天間基地の移設について防衛省が提出した環境影響評価の審査会で、専門家らは「今の方法書では環境への影響を調べられない」と現在の方法書にNOを突きつけました。

この審査会は辺野古への基地建設が周辺環境に与える影響を調べるため、環境の専門家達が県の諮問を受けて開いています。審査員は現地調査を踏まえ、環境影響評価の方法書に書かれていない36項目について質問書を提出していました。

4日の審査会はこれに防衛局の職員が答える形で行われましたが、工事の工程や埋め立ての範囲について「アメリカ政府と詳細を検討中」として具体的な回答を示しませんでした。

知事意見の提出は12月21日に迫っていますが、審査会では方法書の差し戻しも含めた答申を出すことを検討しています。