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環境省は国の天然記念物である海の哺乳類ジュゴンを「絶滅のおそれが極めて高い」レッドリストに追加し、絶滅危惧種の最高のランクに分類しました。環境省はレッドリストを9年ぶりに改訂し、海の哺乳類、ジュゴンを初めて掲載するとともに、そのなかでも「最も絶滅のおそれが高い」ランク「1A」に分類しています。

世界にはおよそ10万頭が生息しているとみられるジュゴンですが、日本での生息数は明治以降、減少し、現在では沖縄本島周辺の沿岸で目撃される以外には報告がなく、また、減少の原因も詳しく分かっていません。環境省によりますとジュゴンの国内での生息数は現在50頭以下と推定され、生息地である名護市のキャンプシュワブ沿岸の新たな基地建設計画にも影響を与えそうです。