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さて、沖縄の在来種・アグーやそのアグーの掛け合わせで生まれた北部農林高校ブランドのチャーグーなど豚の話題を何度かご紹介してきましたが、きょうは宮古からです。

はい、宮古で3年前から生産に取り組んでいる男性をご紹介します。ここは宮古島市城辺の川満農場、豚の世話をするのは川満久永さん。川満さんが育てているのは沖縄の在来種・アグー。宮古でアグーを生産しているのは川満さんだけです。北部農林高校が復元に成功した話を聞き、宮古でも育ててみたいと3年前に、本島から種豚を仕入れました。

川満さん「宮古では(アグーは)全滅してるんだけど、そういう在来種があるのなら、地元に帰ってやってみたいなというのがあれ(きっかけ)なんですけど」

現在、川満さんが育てたアグーは70頭あまり。販売も始めているのですが、宮古島ではアグーの知名度がまだ低く、自分で試食会をひらいたりしてアグーの販売促進にも力を入れています。この日、川満さんが訪れたのは、ある食肉販売店。宮古地区でアグーを取り扱っているのはこの店だけなんです。

食肉平良さん「この脂自体がとても風味があるし、食べると脂っこくもない。甘みもあるという感じ」食肉店でも、試食会でも人気は上々のアグー。将来は「宮古島アグー」として生産を拡大したいと川満さんは話しています。

川満さん「島内である程度安定供給させて、最終的には県外出荷までできればという思いはあります」

川満さんの目指す宮古島産アグー、実現するといいですね。名前はやっぱり「アパラギ美豚」で決まりでしょうか?