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8年ぶりに決勝に駒を進めた古豪・興南と毎回、甲子園まであと一歩の浦添商業の対決。

先行したのは興南。一回の表。一番小浜がいきなり2ベースヒットで塁に出で続く新崎がチャンスを広げます。そして3番キャプテン 幸喜。ゲーム開始早々、リードを奪います。

これに対し浦添商業は4回。4番山城が塁に出て、3塁まで進んだ後、バッターボックスにはこの日、初めての打席に立つ代打、仲間で同点に追いついた浦商。ゲームはここから一進一退の攻防となります。5回以降、興南は相手の2年生ピッチャー伊波に完全に押さえ込まれ3者凡退が続きます。

また、浦商も相手のファインプレーに阻まれ、なかなか勝ち越すことができません。

そして9回の表が終わった時点で、猛烈な雨が北谷球場を襲い、試合は20分あまり中断。

再開後の10回表、雨の影響でグラウンドのコンディションが悪化したことから守備が乱れ、興南が2アウト満塁のチャンス。2番新崎の打った打球は右中間に飛びますが、一点を奪うことが出来ません。

浦商も11回の裏、興南ピッチャー当山が代打、与座にきょう初めてのファーボールを与えてチャンスを広げますが、2アウト2、3塁でマウンドに上がった興南キャプテン幸喜が闘志を前面に出した気合のピッチング。

両チーム、持てる力を全てだし、後は精神力の戦いになるかと思われましたが・・・沖縄気象台から雷注意報が出されたため、試合は水曜日に順延。全国初の甲子園代表校の決定は持ち越されました。