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最強の台風といわれた4号は沖縄から遠ざかり、14日午後には九州に上陸しました。沖縄では32人がけがをするなど、大きな爪あとを残しました。

県庁では14日午後、台風4号の対策本部会議が開かれ、仲井真知事のほか、県幹部が出席し、被害状況を確認しました。

それによりますと、けが人は重傷5人を含む32人で、家屋の浸水29件、損壊18件、道路の損壊4箇所となっています。また、14日午前11時現在、金武町などで20世帯36人が自主避難しているほか、本島中北部の6600世帯で停電が続いています。

14日午後3時には県内全域が風速15メートル以上の強風域から抜けましたが、本島の西の海上には依然雨雲がかかっていて、きょういっぱい、雨が続くことが予想されます。これまでの雨で地盤が緩んでいる可能性もあり、土砂災害には十分な注意が必要です。

一方、航空各社は14日朝から運航を再開していて、那覇空港は空席待ちを求める多くの観光客などで混雑しています。

航空各社によりますと、台風が近づいている九州や四国を結ぶ一部の路線では14日も運航を見合わせていて、欠航便は本土便、離島便合わせて39便に上り、混雑はしばらく続きそうです。