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教科書検定を巡る問題で文部科学省が4日県の要請を拒否したことを受け、県議会は5日「県民の声を重く受け止めるよう」改めて求めていくことを確認しました。県議会の文教厚生委員会では4日安里副知事や仲里議長などが文部科学省に対し、今回の教科書検定意見を撤回するよう要請したことが報告されました。

沖縄側の要請に対し、文科省は「検定結果はあくまでも審議会が出したもので文科省にはどうすることもできない」とのかたくなな姿勢を示していました。そのため委員会では、「県議会と県内41の市町村議会が意見書を採択し、要請した重みを理解した上で対応してほしい」という意見書を採択し、改めて文科省に要請する事が確認されました。

県議会では6日に渡嘉敷島などを訪ね、集団自決の体験者から聞き取り調査することにしていて検定結果が撤回されるまで粘り強く取り組んでいく方針です。