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絶滅が危惧されているヤンバルクイナについて、環境省は来年度から野生のつがいを捕獲して、飼育することによって繁殖させるという基本方針を発表しました。

基本方針はヤンバルクイナのつがいを10組つくり、このつがいから10年後の2017年度までに200羽程度に増やす計画で、実施にはNPO法人『どうぶつたちの病院』や名護市のネオパークオキナワの施設を使用します。

環境省の決定を受けてNPO法人『どうぶつたちの病院』の獣医師・長嶺隆さんは「国が制度として実施することになったことは大歓迎。ただ、ヤンバルクイナの飼育は非常に難しく、飼育の方法が現時点で確立されていないといけないほど、絶滅危機の状況は急を要する」と指摘しています。

環境省がこうした飼育下での繁殖に取り組むのは、トキ、ツシマヤマネコに次いで3例目です。