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那覇防衛施設局は18日午前、普天間基地の移設先名護市辺野古海域で自衛隊を投入し、本格的な事前調査に入りました。

国による事前調査は18日午前7時頃から始まりましたが、自衛隊の掃海母艦はまだ現場付近に姿を見せていません。しかし、海上はカヌーを出して抗議行動を展開する基地建設反対派に対し、海上保安庁が「作業船から離れなければ規制する」と警告するなど、かなり緊迫しています。

環境事前調査は、この海域に生息するサンゴの生態や海流を調べるために国が独自に実施するものですが、反対派グループは環境の調査であっても基地建設につながるものは許さないと激しく抵抗しています。

ところで、この調査には防衛省が自衛隊に調査の支援を要請していて、掃海母艦もこの近海で待機しています。自衛隊投入と言う異例の事態に対し、アメリカ軍の基地建設のために、本来、国民を守るための自衛隊まで使う国のやりかたに、県内では疑問の声が上がっています。