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日米両政府は日本時間の2日未明、ワシントンで外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会2プラス2を開き、共同発表をまとめました。

アメリカ軍再編最終報告から一年、2プラス2には日本側から麻生外務大臣と久間防衛大臣、アメリカ側からライス国務長官とゲーツ国防長官が出席しました。

この中で現在、県や名護市が修正を求めている辺野古への基地移設計画が話し合われるか注目されましたが、全く議題には上がりませんでした。

その一方で日米同盟の強化が前面に打ち出され、今後、ヨーロッパを中心に26カ国が加盟する北大西洋条約機構NATOとの連携や、日米のミサイル防衛のためにイージス艦の日本への配備を加速することなどが盛り込まれました。

全体的に自衛隊の役割拡大をアメリカ側が強く求めた内容で、国内での議論が尽くされない状況でアメリカの防衛戦略の中に自衛隊が組み込まれていく状況に、不安の声が強まりそうです。