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県内の小中学校では9日、始業式が行われ、春休みを終えた子どもたちが笑顔で学校に戻ってきました。

このうち、那覇市の久茂地小学校では2年生から6年生までの児童が始業式を迎えました。全員で元気よく校歌を歌ったあと、挨拶に立った上地多恵子校長は「目標を立てて、それを達成した来年の自分の姿を想像しながら充実した毎日を過ごしましょう」と子どもたちに呼びかけました。

このあと4年生になった児童は「ちっちゃな子には色んなことを教えたり、高学年の子には習ったりしたいと思います」と嬉しそうに記者に話していました。また、児童たちは、新しい担任の先生や転入生の紹介におおはしゃぎしながら、新学年のスタートに夢をふくらませていました。

一方、少子化などを理由に北部工業高校と名護商業高校が統合して新しく出来た名護商工高校で、開校式と初めての入学式が行われました。水色の新しい制服を着た新入生は在校生たちや父母の拍手で迎えられ、少し緊張した面持ちで開校式に臨みました。新入生は「わくわくどきどきします」「商業に関わる資格をいっぱい取りたいです」などと話していました。

名護商工高校には新たに総合情報科とビジネス情報科が設けられ、特に名護市の金融特区を支える人材を育成していく方針です。

そして那覇市の泊高校では、戦後の混乱で義務教育を受けることが出来なかった6人も晴れて入学式に臨みました。国場馨校長は「戦後の混乱期に学びたくても学べなかった皆さんが夢にまで見た高校生活が今日から始まりますね」と暖かく迎え、入学したお年寄りたちも「涙が出ます」と感激していました。お年寄りたちは更に大きな目標へと踏み出しました。