※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
News Photo

合併特例でマンモス議会となったうるま市議会。ようやく法定定数での市議会議員選挙がきのう告示されました。金城記者のリポートです。

具志川、石川、勝連、与那城の4市町が合併して誕生したうるま市。厳しい財政難の中にあって市民の間で新しい街づくりの機運が高まる中、議会だけは違っていました。議会は4市町の議員合わせて86人というマンモス市議会となったのです。

議会解散請求をした高江洲武志さん「議会が逆に大きくなったおかげで、それにかかる費用も莫大なものにどんどん膨 れ上がった。結局、議会だけが予算を増額、あとはカットという感じになったのでおかしいなと」

市民グループは2度にわたって議会のリコール運動を展開しましたが、いずれもあとわずかでリコール請求の数に届きませんでした。

うるま市民「財政の無駄遣いとか聞きますでしょう」「どうせ合併するんであれば、(議会の解散も)事前に決 めておくべきだったのでは」

総勢86人の議員、このうち2人が辞職したものの、月額の議員報酬は2500万円。選挙後の定数34人だと1200万円。毎月、その差額分1300万円余りが余分に支払われたとの指摘があります。

去年10月、5つの市町村が合併した宮古島市。宮古島市議会は合併後すぐに選挙を行い、軽減された議員報酬を市の財源に充てています。

きのう告示されたうるま市議会選挙は定数34人に対し、58人が立候補。候補者の48人が現職議員です。

高江洲武志さん「誰かがやるだろうとやっていると逆にしっぺ返しは自分に返ってきます。 うるま市のためになる34人の議員を誕生させたらいいなと思ってい ます」

金城記者「議席の削減に費やした時間はなんと1年半。この間、財政面に少なからず影響を与えました。新しい議員には市政に携わる者としての自覚がより一層、強く求められるのは言うまでもありません」